株式会社サステインハピネス 34 事業内容 私たちは、ICT技術と専門医の知見を活かし、地域における慢性腎臓病重症化予防事業支援を行っています。 うるま市で展開中の内閣府「ICT技術を用いた予防医療体制構築事業」に参画し、医療機関・自治体・住民が 連携して健康を守る仕組みづくりに取り組んでいます。 入居企業ご紹介 代表取締役 古波蔵 健太郎 社名の由来と設立の経緯について教えてください。 「サステインハピネス」という社名は、弊社の代表である古波蔵の原体験に由来しています。 父親を癌で亡くした経験から、病気は本人だけでなく家族を含めた人生に大きな影響を与え、当たり前だったシアワセな日常を失わせてしまうことがあると実感しました。 慢性腎臓病の領域においても、透析治療に対して末期癌と同様に終末期の延命治療ととらえている患者が多くおられ不安や抵抗感を抱いています。 透析治療を要する末期腎不全の状態は決して終末期ではありませんがQOLを損ね生活の制限を強いられる面があるという点で患者にとっては大きな問題です。 私たちは、患者一人ひとりに最適化された治療を届けることで、透析導入を防ぐ、あるいは遅らせ、病気があってもそれぞれのシアワセな生活を継続できる社会を目指しています。 慢性腎臓病の重症化予防を通じて、その人らしいシアワセな人生を送れるような社会の実現を目指しています。 「サステインハピネス」という社名に込め、会社を設立しました。 主な事業や実績について教えてください。 平成28年~ 南城市慢性時脳病重症化予防事業を古波蔵健太郎が立ち上げ、次年度以降、新規透析患者が約半減し透析医療費を5年連続で1億円以上削減 令和5年10月6日 琉球大学病院血液浄化療法部 診療教授 古波蔵健太郎により南城市での取り組みを横展開する目的で会社を設立 令和6 年4月10日 琉大発ベンチャー認定 令和6年10月1日 ソーシャルXアクセラレーションfor OKINAWAファイナリスト 令和7年2月8日 うむさんラボ「沖縄のミライのタネ」賞 受賞 令和7年4月 CKDビジュアルシート 琉球大学病院電子カルテシステムに導入 令和7年7月 CKDビジュアルシート うるま市に導入 会社のビジョンや目標について教えてください。 【ビジョン】 多くの人が健康面の問題を心配することなく、その人らしいシアワセな人生を送れるような社会を目指す 【目標】 1.医療現場のミスマッチを解消したい 末期腎不全のリスクを自覚しない患者や、その重要情報を把握していないかかりつけ医が多く、医療現場では情報不足によるミスマッチが起きています。 また、本来専門治療が必要な患者が十分な医療を受けられな いという課題もあり、これらのギャップを解消して必要な情報と専門治療が適切に届く医療体制の実現を目指します。 2.忙しいかかりつけ医のもとでも専門的な個別最適化治療を受けることができる仕組みを構築したい 地域のかかりつけ医は多忙ななか幅広い医療を担っていますが、腎臓専門医の偏在や患者数の多さから、専門的治療を十分に届けることが難しい状況があります。 そのため、多様な病態をもつ慢性腎臓病患者が、 かかりつけ医のもとでも個別最適化された専門的治療を受けられるような社会を目指します。 3.患者が真に求める治療効果の最大化を実現できる仕組みを構築したい 腎臓病では腎機能低下や治療効果を可視化できるため、適切にPDCAを回すことで悪化速度を抑え、透析を回避できる可能性が高まります。 患者ごとの治療効果を最大化し、真に求める結果につながる医療を実現できる仕組みづくりを目指します。 4. 重症化予防による医療費抑制と持続可能な仕組みを構築したい 慢性腎臓病の重症化予防を通じて医療費を大幅に抑制できる可能性があります。抑制した医療費の一部を関わるステークホルダーに還元することで持続可能な仕組みの構築を目指します。 なは産業支援センター(メカル45)に入居するメリットは何でしょうか。 様々なスタートアップ企業が入居しており、いろいろな情報交換や支援をうける機会が拡がる点がメリットだと感じます。 また新都心に位置し、交通の便もいい点も魅力だと思います。 会社概要 会社名:株式会社サステインハピネス URL:https://www.sustainhappiness.co.jp/ 設立年月日:2023年10月6日 所在地:那覇市銘苅2-3-1 メカル_ヨン_ゴ 411号室 従業員数:4名 事業概要: 慢性腎臓病の専門診療支援デジタルツールの開発と同ツールを用いた 地域自治体における慢性腎臓病重症化予防事業の支援及びコンサルティング Related Projects 株式会社ホウゴ