
事業内容
基盤、ネットワーク、グループウェア、エンベデッド、金融ソリューション等のシステム開発から新事業Genexusでのシステム構築、ヒューマンスキルでシステムの開発や様々な事業に取り組み続けます。
入居企業インタビュー 代表取締役 佐々木 孝仁

社名の由来と設立経緯について教えてください。
キャスト(社員)こそが会社の主役であり、一人一人がそれぞれの持ち場で創造性(クリエイティブ)を発揮しながら、顧客と共に成長し続けていく会社でありたい。「クリエイティブキャスト」という社名には、そんな思いを込めています。
根幹にあるのは、ウォルト・ディズニーのホスピタリティマインドです。彼が唱えたさまざまな価値観は、企業経営を行う上で極めて普遍的なものだと捉え、例えばステークホルダー全員の幸せを目指すことを掲げた経営理念「みんながHappy」も、4つの頭文字から成る行動指針「CCSE」(Challenge=挑戦、Courtesy=礼儀正しさ、Show=ショーのように一期一会の精神で、Efficiency=効率)も、ディズニーを下敷きにしています。
創業は2003年。私はもともとエンジニア畑の出身で、金融機関の情報システム部門で上級SE・プロジェクトマネージャーを務めた後、そこから独立する形で現在の会社を立ち上げました。沖縄へは県が推進するIT産業振興計画に賛同し、ニアショア開発などを目的に2013年に進出。19年12月に現在のメカル45へオフィスを移転しました。

主な事業や実績を教えてください。
私たちは以下の3つの事業を柱に据え、ビジネスを展開しています。
一つ目が、システム開発や運用・保守、ネットワークインフラ構築などの「アウトソーシング事業」です。分かりやすく言えば、主に企業・団体向けに、各種ITサービスの企画・開発から、それらが安定稼働する土台作りまで行っています。
二つ目は「教育事業」です。当社ではJavaを使った開発エンジニアを養成する事業を全国で展開しており、主に新入社員を対象に、座学だけではなく実践的なスキルの習得にウエートを置いて、毎年4月から3カ月間かけて研修を実施しています。規模的にも業界シェアナンバーワンを誇り、昨年は年間3000名以上の受講生を輩出しました。他にも文科省の産官学連携に関わる事業では教育編成委員を務め、自ら立案したカリキュラムに沿って各種教育機関で通年授業を行っています。
そして三つ目が、プログラムの自動生成ツールGeneXus(ジェネクサス)を用いた「AIソリューション事業」です。高度なコーディングの知識がなくても、業務資料をGeneXusにインプットするとAIエンジンのようなものが自動解析し、プラットフォームにも言語にも依存しないプログラムを生成することができます。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)による業務効率化をはじめ、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進が叫ばれる昨今、GeneXusのような超高速開発ツールの活用はますます重要性が高まる考えています。

会社のビジョンや目標を教えてください。
沖縄では今後も当初の目的通り、ニアショア開発に力を入れていく予定です。東京本社からの案件を中心に、DXソリューションの提供から中小事業者のIT化までさまざまな開発計画がありますので、沖縄でそれらを実行し進めていきます。
沖縄を含めた全社的な戦略でいえば、例えば教育事業では、従来のJavaを使った開発エンジニアの養成に加えて、AIソリューションにおけるGeneXusの使い方の習得や、GeneXusの技術者育成にも取り組んでいきます。また私たちの業界は高度な専門性が求められ、求職者が気軽に参入するにはハードルが高いと見られがちですが、離職期間が長かった女性や中高年、あるいは学生・生徒に対し、働きたいときにいつでもチャレンジできるように、GeneXusをはじめITリテラシーを習得するお手伝いができればと考えています。
会社の組織づくりの面では、誰もが働きやすい職場環境を目指し、2018年(平成30年度)に「東京ライフ・ワーク・バランス認定企業」に選出された他、子育てサポートや女性活躍に対する公的な認証制度の積極的な活用を進めています。これからも「多様性」、「女性活躍」といった観点から職場改革を推進し、沖縄でも手本となるような企業風土を造成していきたいと思っています。
事業地として沖縄を選び入居先をメカル45に決めた理由とは?
沖縄へ事業所を構えた一番の目的は、GeneXusの拡販とニアショア開発の拠点化です。当社は全国の大手企業やIT企業が名を連ねるGeneXusユーザー会で4期連続会長会社を務めているのですが、沖縄でも13年の進出後、複数の地元企業に初めてGeneXusを導入してもらいました。また雇用面では県内の学校から積極的に新卒採用を図るとともに、東京の本社で実務を経験・研修させたり、教育事業の講師として全国に派遣したり、育成にも力を入れています。沖縄の事務所では現在、県内出身者を中心にスタッフが入れ替わりながら約20人が稼働しています。
19年に沖縄の拠点をメカル45へ移転したのは、インキュベーション施設の色合いが強かった点が最大の理由です。当社は沖縄ではまだまだ新興企業の身ですから、インキュベーション的な機能を活用でき、同じような立ち位置にいる他の入居企業との交流が期待できることは大きな魅力でした。他では一般的なテナントビルとは異なる開放的な建物の雰囲気も、移転決断の後押しになりました。
会社概要
会社名:株式会社クリエイティブキャスト
設立:2003年12月
所在地:
東京本社:東京都港区港南2-14-14 品川インターシティフロント 4F
沖縄ヘッドオフィス:沖縄県那覇市銘苅2-3-1 メカル ヨン_ゴ504号室
沖縄サブオフィス:沖縄県宜野湾市嘉数4-17-15
北海道事業所:札幌市北区北7条西2丁目6番地 37山京ビル4階
主な業務:各種情報システムの設計、開発、運用・保守・管理、超高速開発(ローコード開発)GeneXusを用いたソリューション、ネットワークセキュリティ/インフラ構築/運用サービス、上記事業にかかるシステムインテグレーション及びコンサルテーション、教育事業(研修サービス、こどもプログラミング教室、専門学校との産学連携)、広告代理事業